日向薬師みち(大山道)ラン
「コラプシング」を「コブラシング」だと思っていた俄かファンです。ジャッカルがあるんだからコブラがいたっていいじゃん ブレイブブロッサムズの活躍で今日は朝から元気になりましたね。
さて、9/24の日向薬師みちランのレポ。矢倉沢往還の厚木下宿を発し、日向薬師・大山へと向かう道を走った。大山には登らず、登山口まで、12.5km。その後は日向のヒガンバナ鑑賞。
最近の大山道ランは良い道標に出会えてなかったけれど、今回は豊作でウハウハ 道標だけピックアップできるわ。ルート詳細はマップで省略。厚木の玉川から西の道を走るのは3・4回目だけど、道標を重点的に観察した。
本厚木駅前からジョグって矢倉沢往還の厚木下宿・馬頭観音群の前に、若干の迷子の末に到着した(1.3km)。気を取り直してスタート 大山を遠望しながら一直線に西に向かい、恩曽川沿いに下って丘を回り込む。最初の道標は船子八幡神社の境内に移設されたものだった。
1.船子八幡神社の庚申塔 2基並んだ左側の庚申塔。左面に「右ひなた道 左大山道」。これは矢倉沢往還(大山街道青山通り)との分岐にあったのかもしれない。
2.七沢の青面金剛三猿庚申供養塔 厚木・伊勢原市境付近の丘の上。ルート上、未舗装路はこの周辺だけ。右面に「右ハひなたみち 左ハ大山道」。元は実蒔原古戦場看板の近くにあったらしい。ここまで厚木市。県道64号線の薬師入口バス停付近から石倉に向かう津久井道(大山道)があるので、この界隈では大山詣のメインルートは津久井道の方ってことか。
丘を下ると伊勢原市新田地区。ヒガンバナと稲のハゼと大山 この先で津久井道と交差し、日向に向かう。
4.藤野の不動明王座像と庚申塔 3番の次の辻。庚申塔の左面に「左 一之沢 大山 道」とあるらしい。全然読めない
5.藤野の庚申塔 1857年造立で、左面に「右いゝ山 左やくし 道」 飯山が初出。
6.坊中の講中供養塔 正面に「右やくしみち」左面に「左一之沢大山ミち」1742年造立。市内で6番目に古い大山道標とのこと。
ここから登坂の本番 あと2km弱。ひーひー 日向溪谷横の激坂を上って、大山登山口手前の林の中に、ルート上最後の大山道標がある。
7.坊中の半跏不動明王道標 1764年造立。半跏不動明王像と台座の道標が一体で彫られている。左面に「左 大山道」 正面に「不動瀧本尊」 滝はどこでしょう?
厚木下宿から12.5km、最後の激坂500mの半分近く歩いたけど、とにかくコンプリートした!帰りは膝がガクブルする下り坂 日向薬師前の日向彼岸花の里まで下って往路ゴール。15.52km/1:37:51NET ヒガンバナの巻(9/24)に続く。
8.洗水(駒つなぎの松の辻)の庚申塔2基 向かって左の青面金剛庚申塔には左面に「左阿つぎミち 右いせはら道」。右の庚申塔には左面に「此方 阿つぎ 不しのや道」右面「此方 いせ原 かなひ道」 「不しのや」が「ほしのや」なら、座間の坂東三十三観音霊場・八番妙法山星谷寺(星の谷観音)のこと。「かない」は同じく坂東三十観音霊場・七番金目山光明寺(金目観音)のこと。街道古道まとめページ参照>>
玉川の小野神社で別れた府中通り・八王子通りと再び東名高速に挟まれた川上で交差して、国道246号線に向かう。手前の渋田川・市米橋で青山通りと交差したのだが、ここで今回最後の道標を確認した。
9.市米橋・咳止地蔵尊前の大山道標 正面に「大山道」と記されたシンプルで小さな道標。大山の雄姿を眺めたのはここが最後。大山を背に、駅前にスタコラ。意外と余力あり
伊勢原駅前にゴール。6.34km/39:10NET 総走行距離21.86km。良いランだった